<関連微小説>【赤迫ボンデージブルース】*後編
*話題のエコカー=ハットリンガーのエンブレム。
プルプルプル…
火口自動車と
浜活造船所が共同で開発した話題のエコカー=ハットリンガーは、やっぱ
ヒグチだけあってモヤシの発芽エネルギーで動く。もちろん走行音が静かでプルプルという音しかたてない。それは、空腹時の…お腹が鳴る音=グビュ〜に近い。しかも純なヤングの初デート中、女の子がオナラをしてしまった瞬間に「アハッ、オレお腹ペコペコみたい。」と間髪入れずフォローする男の子=
吉岡秀隆の笑顔のように微妙な音。しかしグビュ〜では、そのエコカーの販売促進に繋がらないと主張した広告代理店グラバー社が、走行音はプルプルプルという表現で統一するように、と押し切った。
蒼井優に読ませたいCM企画のキャッチコピーは…
【プルプルプル…今なんか通った?…ハットリンガー、静かにデビュー。】
ところが広告戦略会議の時、モテようとして最後のフレーズを、
【…ハットリンガー、静かに
グビュ〜。】
と大声でプレゼンした男がいたんですよ〜。
ヤッちまったなあ〜。元も子もない失言をやっちまったそのコピーライターD氏は、即刻クビになり、同時に蒼井優の起用案もボツになった。

プルプルプル…グオン。話題のエコカー、ハットリンガーは、観光客の三歩うしろに妻のように寄り添って停車した。シュイ〜ン…ドアが開く。
『ハイこれ、正覚寺セクシーでございます。ワイロと根性なしの村=長崎シティへようこそ。早速ですがお客様、ノルかソルか、どちらにいたしましょうか。』
「…じゃ、反るの方で。」
『ラジャ・マハラジャ。』
と答えると、センサーがマハラジャという音声を察知して反応。車内のi-PODからインド音楽が流れ始めた。タブラがパカボコと単調なリズムを打ち、シタールがビヨンビヨンと奏でる中。手を合わせた運転手はお約束通り、首を左右にクネクネしながら目をキョロロンパ。
高田純次にクリソツのその運転手は白目を利かせながら反り返り、後部座席のお客様に向かってブリッジした。
*長崎の眼鏡橋。
『ハイこれ眼鏡橋でございマッスル〜。橋の上にコイが一匹躍り出て、ピ〜チピチのポヨンポヨ〜ン。』
「よかよかよかよかヨカチンチ〜ン!ハッハッハッハッ…」
すっかりご満悦の観光客は、運転手がブリッジした股間から、ピョコピョコと突き繰り出すヨカチンチンに惜しみないエールを送る。そして輪投げの要領で、
レイやミサンガを掛けまくった。ハワイの花輪、ブラジル刺繍糸、甲子園の千羽鶴…等あらかじめ車内に陳列された輪を、乗車する客が選んで、運転手のヨカチンチンに投げ掛ける。それがヨカ運賃だった。値段は回転寿司の如く輪のサイズやネタによって様々。観光客は自由料金をトコトン楽しんだ。
*ミノアカのレイ。
「君は立派だね。直径が大きい。ハッハッハ...ミサンガじゃ小さくて掛からんぞ。値段の高い輪っかばかり掛けさせおって...万札がいくらあっても足りんよ〜ハッハッハ。やあ立派だ立派だ〜そのヨカチンの反りっぷり。きっと苦労したんだねぇ...。」
『輪を持って貴しとなす。聖徳太子と書いて性得フトシと読んでおくんなまステ。』
…とガイドする運転手の名は、伝寺龍之介。69歳。プロドライバー。正覚寺セクシー勤務。
長崎さるく博で壊滅したタクシー業界を逆手に(安くで買い)とり、正覚寺セクシーを起業。そう…あのグラバー社をクビになり自殺直前、例の曲を聴いて一念勃起。現在に至る。
霊の曲とは…【あの世がいいとは限らない】
↓↓↓
フリーダウンロード
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●パソコン
http://www.fantasyscore.jp/index_0.html
●ケータイ
http://www.fantasyscore.jp/m/mobile.html
注)*伝寺龍之介の会社<正覚寺セクシー>の前にある長崎市の正覚寺入り口。【正覚寺セクシー】*後編へつづく。注)*上記の微小説は<ザ・ながさき>615号(2008年7月25日発売)の狩須魔緒のコラム【あの世がいいとは限らない】の欄に掲載されたものでござる。このたび長崎国外の
ファンタジーズコアのファンのためにリミックスしてアップ!尚、
後編は明日発売の617号(2008年8月22日発売)に掲載。
【正覚寺セクシー】*後編へ。
テーマ:ショートショート - ジャンル:小説・文学
- 2008/08/21(木) 11:02:21|
- 微小説/微笑説
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