*ここまでの話* 仲居さんが部屋を出たら、俺はマイクに進言した。。

「オヤジ、風呂に入れば!お湯がトロッとしてヨカよ。」
『オレ温泉に興味ないから。
オマエが風呂に入ってやれば。』
「いやいやいや、風呂のためじゃなくて
オヤジのために入らんね、温泉。
ね、お金払うんで入ってくれえ。」
『オマエ、バカじゃなかとか!
入りたくないオレになぜカネ払うわけ?!』
「いや、旅館に払うわけよ。」
『入らないオレのために旅館に払うの?』
「ま、入った方がいいけど入らなくても払うさ。」
『オマエ贅沢やねえ。最近のワッカもんはゼイタッカ〜。』
「いやいや、オレが贅沢じゃなくてさ、
今日はおふくろの喜寿で...」
と言いかけてるときには、マイクはもうこの話には興味がなくなっていて、テーブルに置いてある札が気になっていた。そのフダに書いてある文字を、たどたどしく読み始めた。

『ゆつくり、たのしいので、にゅうしつ、しないで・・・
どゆ意味?...ここは、お湯ば作いよっとか?』
「お湯から作る?...ええー?...」。

その札には<ゆっくりしたいので入室しないでください。>と書いてあった。ゆっくりシタイ?いっぱいシタイ?あんれまあエロイ。いやチョットいやらしいが、老人マイクはどうもソコを突いてるワケじゃない。日本語を読めないだけだ。湯作り楽しい?なんていくらなんでもお湯を作るか!?って、アンタ神様かぁ〜......
「ちがうちがう。ほらビジネスホテルのドアノブに
下げるヤツあるやん。...掃除のおばちゃんに、
まだ寝てるので起こすな!ってメッセージするフダ。」
『はっ?...』
「DON'T DISTURB ME.
って書いてあるやん、プラスチックのボードにさ...」
『YES, I GOT IT.(アイガリ)!』
なんやわかっとるやんけ、コラ。アイガリ爺さんが!......年をとるにつれ、ほんとマイクは英語でしか通じなくなっていく。こんな時、俺は感じるのだった。<マイクは、日本魂を奪われた佐世保の犠牲者。そのひとりである。>……と。
「おい、テレビ付けろ!相撲の始まっとる。」
あれっ?...やっぱ犠牲者撤回です!
*つづく*
テーマ:伝説の人物 - ジャンル:小説・文学
- 2008/04/22(火) 11:02:22|
- マイクのブルース
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X-FANTASY殿
おおお、含みのある重いお言葉。このフダ、板なんで重いです。もっと軽い札を下げて、ゆつくりしてくださいまし。
- 2008/04/25(金) 09:21:06 |
- URL |
- マイクのサン #yGZn4fGQ
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ゆつくりしたいですね〜こころから…この札を私の扉にかけたいです。
- 2008/04/24(木) 21:21:53 |
- URL |
- X-FANTASY #2DdjN05.
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